チャールズ英国王、ベルサイユ宮殿での晩さん会に出席
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【9月21日 AFP】フランスを訪問中の英国のチャールズ国王(King Charles III)は20日、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が主催するベルサイユ宮殿(Chateau de Versailles)での晩さん会に出席した。
チャールズ国王は国賓として、同日から3日間の日程でフランスを訪れている。
晩さん会には英国の伝説的ロック歌手ミック・ジャガー(Mick Jagger)さんや英俳優ヒュー・グラント(Hugh Grant)さん、英サッカーチーム、アーセナル(Arsenal)の監督を長年務めたフランス人のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)氏、仏高級ブランドLVMH会長兼最高経営責任者(CEO)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)氏ら、両国のさまざまな著名人が招待された。
チャールズ国王は乾杯の辞を英語とフランス語の両方で述べ、「21世紀の挑戦に立ち向かうために、両国の友好関係を再び活気づけることがわれわれ全員の責務だ」と語った。
マクロン氏は、チャールズ国王の訪問は「両国の過去への賛辞であり、未来への保証」だと歓迎した。
マクロン氏は就任以来、4人以上の英首相と接してきたが、チャールズ国王とは個人的に親しいことで知られる。
フランスのメディアはエリザベス女王(Queen Elizabeth II)時代には考えられなかった親密さとして、マクロン氏がチャールズ国王の肩に触れるなど両者のスキンシップを興奮気味に伝えた。
2人とも本好きなことで知られ、マクロン氏は20世紀のフランス人作家ロマン・ガリー(Romain Gary)の本を、チャールズ国王は仏哲学者ヴォルテール(Voltaire)の「イギリス便り(Lettres sur les Anglais)」の特装版を贈ったという。(c)AFP/Phil HAZLEWOOD / Valerie LEROUX