【9月19日 AFP】米国史上最高齢の大統領であるジョー・バイデン(Joe Biden)氏(80)は18日、自身の年齢に注目が集まるのは理解できるとした上で、再選を目指すのはドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が米国の民主主義を「破壊」しようとしているからだと話した。

 年齢に関する話題を避けがちなバイデン氏だが、ニューヨーク・ブロードウェー(Broadway)での資金集めのイベントでは、ウクライナ危機や新型コロナウイルス流行での対応で自らの長年の経験が役に立ったと主張した。

 同氏は「多くが私の年齢に注目している」「理解できる。本当だ。誰よりも自分がよく分かっている」とし、「2024年の選挙では民主主義の是非が再び問われる。だから私は出馬する。ドナルド・トランプと彼の支持者は米国の民主主義を破壊しようとしている。それは明確だ」と述べた。

 複数の世論調査では、有権者がバイデン氏の年齢について懸念していることが明らかになっている。バイデン氏が再選した場合、2期目の終わりには86歳になる。

 一方のトランプ氏は、現在77歳。来年再選すれば史上最高齢で選出された大統領となる。17日に放送されたインタビューでは、バイデン氏が「高齢」であっても問題はないが、ただ「適任ではないと思う」と発言している。(c)AFP