【9月18日 CGTN Japanese】アジア初となる中国の100人乗りの風力発電維持管理船がこのほど、進水しました。

 この船は全長93.4メートル、型幅19メートル、設計航行速度12.3ノットで、30日以上の自律航行が可能で、航行可能区域が無制限という要求を満たしています。また、測位能力と精度が強化され、新開発の国内初の波浪補正機能付き格納式桟橋、折りたたみ式ナックルブーム洋上クレーンが搭載され、過酷な条件下での人員や設備の中継輸送および風力発電所の保守作業が可能になります。安全性と作業効率は通常の維持管理船よりはるかに高く、維持管理のウインドウピリオドを大幅に延長できます。

 この船は陸地から40キロ以上離れた沖合の大型洋上風力発電所に投入されます。それにより、現在、中国で主流となっている洋上作業船が抱える、ウインドウピリオドが短く、連続作業が難しく、往復回数が多く、効率が低く、過酷な環境下での適応性が悪いといった問題の改善につながり、深遠海プロジェクトの維持管理に強力なサポートを提供することになり、現状の世界規模での深遠海での維持管理を解決する最良の解決策となります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News