【9月18日 AFP】国連総会(UN General Assembly)が行われている米ニューヨークで18日、気候変動への対応強化を訴え数万人がデモ行進した。

 約700の団体および活動家グループが参加した。参加者らは、複数のブロックを埋め尽くし、「(ジョー・)バイデン(米大統領、Joe Biden)、化石燃料廃止を」「山火事と洪水に投票した覚えはない」などと書かれたプラカードを掲げた。

 活動家グループ「大衆民主主義センター(Center for Popular Democracy)」の代表、アナリリア・メジャさん(46)は、最近発生したカナダやハワイ州、ギリシャでの山火事やリビアの洪水など極端な気象現象は、気候変動がもたらす「存続の危機」の重大さを示すものだと指摘した。

 アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)国連事務総長は総会の一環として気候野心サミット(Climate Ambition Summit)を開催。各国政府をはじめ民間セクターや経済団体などに対し、気候変動対策の強化を求めるとみられる。

 今後の気候について世界トップクラスの科学者らは、2023~27年が史上最も暑い5年となる可能性が高いと警告している。(c)AFP/Ana FERNANDEZ