ソウル市瑞草区ハナロマート良才店に設けられた秋夕ギフトセットコーナー(c)news1
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【09月18日 KOREA WAVE】秋夕(チュソク、旧暦の8月15日、今年は9月29日)を控え、秋夕や旧正月など「名節」における食品の贈り物ランキングを調査した結果、韓国の20~40代のすべての年齢層が「肉」を1位に挙げた。食用類など油と調味料類はランクが低かった。缶ハムなど肉加工品は20代ではランクが高かったが、30代と40代は相対的に低かった。

新世界フードはこのほど、こうした内容の「世代別食品選好調査」結果を公開した。今回の調査は8月に新世界フードが世論調査機関エムブレインに依頼し、全国20~40代男女1000人を対象に実施した。

調査結果によると、回答者の93.2%は名節に食品の贈り物をやり取りすることを肯定的に考えた。すべての年齢層で共通して最ももらいたい食品には肉類が選ばれた。ただ、肉類を除くと好む贈り物には世代別で差があった。

20代は肉類(41.4%)、肉加工品(18.5%)、健康食品(10.9%)、果物類(10.6%)、ベーカリー類(8.3%)――の順だった。30代は肉類(34.7%)、果物類(18.3%)、肉加工品(16.7%)、健康食品(15.9%)、油や調味料類(6.3%)――の順。40代は肉類(38.7%)、健康食品(18.4%)、果物類(14.3%)、肉加工品(13.7%)、油や調味料類(6.0%)――の順だった。

缶ハム、ソーセージなど肉加工品のランキングは世代別に差が大きかった。20代は肉に続き2番目に高かったが、30代は3位、40代は4位と低くなった。これは世代別にライフスタイルが異なり、食品選択時に重視する点が異なるためとみられる。

新世界フード関係者は「20代は1、2人世帯が多いため長期間保管が可能で、簡単に調理して食べられる缶ハムとソーセージなど肉加工品を好む半面、30~40代は健康に対する関心が高まり、加工食品の摂取量を減らす代わりに果物や健康食品を摂取する量を増やすためだ」と説明した。

実際、今回の調査結果で20代は会社員を中心に「活用度が高い」「保管が便利だ」という理由で肉加工品を好むという回答が多かった。一方、40代の子供のいる主婦は「健康に良くなさそうだ」、「あまり食べない」など、肉加工品に対する否定的な認識が多かった。

また、消費者10人のうち6人は名節の贈り物が変わる必要性があると考えていることがわかった。回答者のうち62.2%は贈り物が変わらなければならないと答え、変わるべき点としては「より合理的な価格の贈り物が必要だ」「包装がより簡素化されなければならない」等を選択した。名節ギフトセットの価格が高く、過剰包装に伴う資源浪費や環境問題に対する指摘が多かった。

新世界フード関係者は「活用度、健康、価格など世代別ライフスタイルと、重視する価値観により好む食品の違いを確認することができた。今後、世代別消費者のニーズを反映し、より健康で価値のある食品をお届けできるよう努力する」と話した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News