【9月14日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するイタリア人MFマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)が、カタール・スターズリーグ(1部)のアル・アラビ(Al-Arabi)と契約を結んだ。両クラブが13日、発表した。

 アル・アラビは、クラブのユニホームに袖を通したヴェッラッティのビデオをソーシャルメディアに投稿。一方で、カタール資本のPSGは、11年間在籍したヴェッラッティに対する感謝を発表文で記した。

 けがに苦しんでいる30歳のヴェッラッティは、PSG在籍時に130枚以上のイエローカードと6枚のレッドカードを受けており、規律面でむらがあった。負傷や出場停止処分で昨季のリーグ戦出場は29試合にとどまったものの、これは32試合に出場した14‐15シーズン以来では最多の数字となっていた。PSGではリーグ制覇9回、フランス杯(French Cup)優勝6回を果たしている。

 今季はルイス・エンリケ(Luis Enrique)新監督からメンバーとして選ばれていなかった。

 フランスメディアによると、移籍金は5000万ユーロ(約79億円)近くになるという。

 この夏はアル・ヒラル(Al Hilal)がPSGからブラジル代表FWネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を獲得するなどサウジアラビア1部リーグが大物選手をひきつけたが、カタールリーグもヴェッラッティ移籍を前に、アル・ドゥハイルSC(Al Duhail SC)がイングランド・プレミアリーグのアストン・ビラ(Aston Villa)から、ブラジル人FWフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)をシーズンローンで獲得している。(c)AFP