日本がドイツに4発圧勝 敵地でW杯に続き連勝 サッカー親善試合
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【9月10日 AFP】サッカー国際親善試合が9日、独ボルフスブルク(Wolfsburg)で行われ、日本が4-1でドイツに大勝した。不振に陥っているドイツのハンジ・フリック(Hansi Flick)監督にとっては、重圧がさらに強まる結果となったが、本人は自身が監督に適任だと試合後に強調している。
日本はこれで昨年のW杯カタール大会(2022 World Cup)グループステージからドイツに2連勝となった。
まずは11分に伊東純也(Junya Ito)が先制点を挙げると、リロイ・ザネ(Leroy Sane)に同点ゴールを許したが、直後に上田綺世(Ayase Ueda)の得点で勝ち越し。2-1でハーフタイムを迎えると、後半に入ってもドイツの調子が上がらない中で、終盤にはW杯のドイツ戦でも得点した浅野拓磨(Takuma Asano)、アディショナルタイムには田中碧(Ao Tanaka)にもゴールが生まれ、圧勝を飾った。
対するドイツは、それまで沈黙していたホームのサポーターからハーフタイムにブーイングが起こり、ボールを支配しながら日本の守備を崩せない後半までそれが続いた。母国開催の欧州選手権(UEFA Euro 2024)まで9か月となる中で、フリック監督の将来もさらに不透明になっている。
フリック監督は試合後のインタビューで「非常に失望している」と述べ、「われわれはよくやっていると思うし、自分こそが適切な監督だと思う」と辞任は否定しつつも、「プロサッカーの世界では状況が変わることも理解しているし、今後どうなるかは分からない」とコメントした。
キャプテンのイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)は「今は自分たちの力不足だ。本当に悔しい一日だし、自分たち自身を問いただす必要がある」と話した。
日本はこれで3連勝とし、来年1〜2月にカタールで開催されるアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)へ向けて弾みをつけている。(c)AFP