【9月7日 AFP】仏サッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」は6日、2023年の世界最優秀選手賞「バロンドール(Ballon d'Or)」の候補を発表した。男子ではリオネル・メッシ(Lionel Messi)やアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)、女子ではアイタナ・ボンマティ(Aitana Bonmati)が名を連ねている。

 この夏フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)から米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミ(Inter Miami)に加入したメッシは、昨年アルゼンチン代表をW杯カタール大会(2022 World Cup)で優勝に導いており、通算8度目のバロンドール獲得のチャンスが訪れている。

 その主なライバルになるとみられるのがハーランドで、昨季は公式戦53試合に出場して52ゴールを決め、マンチェスター・シティ(Manchester City)の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)、イングランド・プレミアリーグ、FAカップ(FA Cup 2022-23)の3冠制覇に貢献。先週には、男子の欧州最優秀選手賞(UEFA Player of the Year Award)を受賞している。

 30人の候補選手の中には、PSGのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)やシティのケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)、昨年受賞したカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)らが入っている。

 一方、W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)で優勝を飾ったスペイン代表のボンマティは、女子部門の欧州最優秀選手賞(UEFA Player of the Year Award)を受賞しており、女子バロンドールの最有力候補となっている。

 同代表チームからはオルガ・カルモナ(Olga Carmona)、サルマ・パラルエロSalma Paralluelo)、アルバ・レドンド(Alba Redondo)も候補入りした。

 同胞のパトリシア・ギハーロ(Patricia Guijarro)とマピ・レオン(Mapi Leon)も候補に選ばれたが、両選手は昨年、スペインサッカー連盟(RFEF)とホルヘ・ビルダ(Jorge Vilda)前監督に対する抗議活動で代表でのプレーを拒否した15人のうちの2人で、今W杯ではメンバー外となっていた。

 その他30人の候補者にはオーストラリア代表のFWサム・カー(Sam Kerr)やイングランド代表のGKメアリー・アープス(Mary Earps)も含まれている。

 受賞者の発表は10月30日に仏パリで行われる。(c)AFP