仁川国際空港出国場(c)news1
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【09月06日 KOREA WAVE】韓国で第2四半期(4~6月)の海外旅行が今年初めの水準を持続し、海外直接購買(直購)も増えて、国内の居住者が海外で使ったカード金額が増加した。これで国内居住者の海外カード使用額は新型コロナウイルス以前の水準にほぼ回復した。

韓国銀行が8月31日公開した「2023年第2四半期中の居住者の海外カード使用実績」によると、4~6月居住者のカード海外使用金額は46億4600万ドルで、第1四半期(46億ドル)に比べて1.0%増えた。1年前(36.6億ドル)に比べて26.9%急増した。

これは2019年第4四半期(48.8億ドル)以後、四半期としては最大規模であり、この四半期はすでに新型コロナウイルス感染以前の2019年第2四半期(46.7億ドル)レベルまで急上昇した。

韓国銀行は「内国人出国者数が第1四半期のレベルを維持し、オンラインショッピング海外直接購買が増加した影響などでカード使用額が小幅に増えた」と説明した。

第2四半期の内国人出国者数は前四半期(497.9万人)比2万7000人(-0.5%)よりやや減った495万2000人だった。

オンラインショッピングの海外直接購買額は、前四半期は12億ドルだったが、第2四半期に入って12億4000万ドルと3.8%増えた。

国内居住者が海外カード加盟店で使用した国内カード枚数は合計1万5505枚だった。前四半期より531枚(3.5%)増加し、1年前よりは3174枚(25.7%)増加した。

カード1枚当たりの使用額は300ドルで、第1四半期より7ドル(-2.5%)減少した。1年前に比べては3ドル(0.9%)増えた。

カードの種類別ではクレジットカード(2.0%)の使用金額が増加した半面、チェックカード(ATM用銀行カード)(-2.4%)、デビットカード(-5.0%)は減少した。

非居住者の国内カード使用金額は24億9500万ドルで、第1四半期(19.6億ドル)に比べて27.4%上昇した。これも新型コロナウイルス以前の2019年第2四半期(26億ドル)に迫った。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News