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【09月06日 KOREA WAVE】韓国で、デザイン分野での女性の活動が目立ち、女性出願者が急増していることがわかった。特許庁によると、韓国のデザイン出願のうち女性(個人)の出願比率は1999年7.6%に過ぎなかったが、2022年には31.8%で最近20年間で約4.2倍も増加した。

女性の出願比率が半分を超えたデザイン物品類も昨年初めて登場した。国際産業デザイン分類体系で32種類(class)で構成された「ロカルノデザイン物品類」の場合、昨年第1類(食品)、第19類(文房具・事務用品など)で女性の出願比率が各51.0%、50.4%で男性の出願を越えた。

ロカルノ物品類が導入された2014年7月以後初めて、女性の出願割合が50%を超えた物品類が登場した。

第3類(旅行用品など)49.8%、第11類(装飾用品)49.5%、第30類(動物管理や飼育用品)44.7%などでも、まもなく女性出願の割合が男性と逆転するものと予想される。

年代別分析では2022年女性(個人)のデザイン出願のうち30代以下の出願が54.4%で高い割合を占めた半面、男性デザイン出願の場合、30代以下は27.4%に過ぎず、40~50代が主流をなしていることとは対照的だ。

また、昨年第19類分野は女性出願のうち10代と20代の出願が48%を占めるほどMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)女性の出願が目立っている。

これはデザインから製造・流通・販売まで、参入障壁が相対的に低くなった物品分野にスタートアップ、インフルエンサーなど若い女性たちが積極的に事業進出を模索しているためと分析される。

イ・インシル特許庁長は「若い女性のデザイン出願が着実に増えている点は男女平等、社会参加の観点で非常に肯定的に評価できる。女性の潜在的な革新力量を発揮できるよう支援することは、国家競争力の向上とも直結する」と強調した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News