中国の比亜迪(BYD)のEV(c)KOREA WAVE
中国の比亜迪(BYD)のEV(c)KOREA WAVE

【09月06日 KOREA WAVE】今年7月まで韓国バッテリー3社のグローバル電気自動車(EV)バッテリー使用量が前年同期に小幅に下回った半面、中国企業の躍進は続く傾向だ。中国EV大手「比亜迪(BYD)」の場合、90%以上成長し、爆発的な上昇傾向を見せた。

グローバル市場調査会社SNEリサーチによると、韓国電池大手LGエネルギーソリューションやSKオン、サムスンSDIの3社の今年7月までの市場シェアは23.5%で、前年同期比1.7ポイント下落した。

ただ、バッテリー使用量は3社とも成長傾向を示した。LGエネルギーソリューションは前年同期比53.2%(51.4GWh)成長して3位、SKオンは16.3%(19.0GWh)で5位、サムスンSDIは32.0%(15.0GWh)で7位をそれぞれ記録した。

中国の車載電池最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は前年同期比54.3%の成長率で、世界のバッテリー供給会社の中で唯一、30%以上の市場シェアを占め、グローバル1位を維持した。中国の内需を越えて海外進出に本格参入しており、欧州や北米地域でも急成長している。

CATLのバッテリーはEV最大手の米テスラ「Model 3」「Model Y」や中国・広州汽車集団のEVブランド「AION(埃安)」の「AION Y」などの中国内需市場の主力EVモデルと中国商用車モデルに多数搭載され、高い成長を続けた。

BYDはCATLに続き、2位の座を固守した。バッテリーの自主供給や車両製造など垂直統合的なサプライチェーン構築を通じた価格競争力で優位にあり、中国市場で前年同期比94.1%という2倍近い成長を見せた。最近、中国のほかアジア、オセアニアと欧州地域に主力モデルであるATTO 3(Yuan PLUS)を中心にシェアを拡大している。

CALBも65.4%まで成長し、6位の座を守った。

(c)KOREA WAVE/KOREA WAVE/AFPBB News