【9月5日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2023)は4日、女子シングルス4回戦が行われ、ジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)とオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)の上位シード勢が敗退した。

 前日には連覇を狙った世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)が姿を消した中、第3シードのペグラは第17シードの同胞マディソン・キーズ(Madison Keys)に1-6、3-6で屈し、昨年準優勝で第5シードのジャバーは第23シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)に2-6、4-6で敗れた。

 ペグラは前哨戦のナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2023)を制し、初の四大大会(グランドスラム)優勝へ向けて勢いに乗って今大会に臨んでいたが、この日は親友のキーズに完敗。大会入りしてからインフルエンザに苦しんでいたジャバーも、直近2試合はフルセットで乗り越えてきたが、20歳の鄭のパワーと正確性のコンビネーションに対応できなかった。

 キーズは次戦、第9シードでウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)覇者のマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)と激突する。ボンドロウソバは同日、ペイトン・スターンズ(Peyton Stearns、米国)を6-7(3-7)、6-3、6-2の逆転で退け、初の全米オープン8強入りを果たした。

 鄭は、シフィオンテクの敗退を受け世界ランク1位浮上が決まった第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)と、ダリア・カサキナ(Daria Kasatkina)の勝者と対戦する。(c)AFP/Rob Woollard