【9月4日 AFP】ポルトガルのリスボンでこのほど、大型帆船のレース「トールシップレース・マゼラン・エルカーノ(The Tall Ships Races Magellan-Elcano)」が行われ、デンマークやウルグアイ、ポーランド、アイルランドなど各国から現役の帆船が参加した。

 レースは、約500年前に大航海時代のポルトガル出身の探検家フェルディナンド・マゼラン(Fernando de Magellan)らが地球一周航海(周航)を達成したことを記念するもの。目玉イベントとして、テージョ(Tagus)川でのパレードも行われた。

 会場を訪れていたポルトガル人男性(67)はAFPの取材に応じ、「伝統的な帆船を見るのが好きなので来た。昔の技術が使われていて興味深く、ロープや結び方、帆などに見入ってしまう」と話した。

 大型帆船の一行は3日、次の寄港地であるスペイン南部カディス(Cadiz)へ向けて出航した。(c)AFP