ソウル汝矣島の国会前で開かれた集会でスローガンを叫ぶ教師ら(c)NEWSIS
ソウル汝矣島の国会前で開かれた集会でスローガンを叫ぶ教師ら(c)NEWSIS

【09月04日 KOREA WAVE】ソウルの小学校教師死亡事件後、教育関係者の間では、教師の労働環境の改善を求める声が絶えない。教職を経験した人々は声を一つにして「先生には自分と学級を保護できる権限がなく」「与えられる責任に比べて給与が低く」「行政事務作業が過重だ」と指摘する。

教師が直面している現実的な問題が浮き彫りになり、教師に対する職業選好度も低くなった。教育大学の合格ラインは毎年下落傾向にあり、在学生の学業中断率もやはり今年は3.2%と歴代最高を更新した。ユーチューブで「教師退職」を検索すれば「依願退職」「教師を辞めた理由」などの映像があふれている。

3年前に教師を辞めたユーチューバー「ミナリム」は「現行のシステムの中では、まともな教育がなされないと感じた」と力を込めた。これは、彼が先月10日にアップロードした「退職3年目の教師が話す本当の学校の話(CC)」の中でそう語った。

彼は、教師が非協力的な生徒を積極的に制止したり分離したりできないという点を一番先に指摘した。「情緒的な問題のある子供がいるのではないか。跳んだり跳ねたり、ほうきで他の子供を殴り、子供の頭の上にタンを吐く。そのようなことが起きてもその子供を教室から分離することはできない」

そのうえで「(問題の生徒を教室から)送り出した瞬間、学習権の侵害だと非難され、そして誰かを付けずに送り出せば、この子が外でまたどんなことをしでかすかわからない。そんな時限爆弾のような状況の中で、授業になるはずがない」と指摘した。

また「私は授業が終わって他のクラスに行けば良いが、クラスの子供たちは朝から夕方まで恐怖と不安を抱き、被害を受けながら学校に通わなければならないのだ。対処手段が一つもないという点で、大きな挫折を感じた」とも話した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News