【9月4日 Xinhua News】中国の動画配信大手の愛奇芸がこのほど発表した2023年第2四半期(4~6月期)決算は、売上高が前年同期比17%増の78億元(1元=約20円)、非米国会計基準(Non−GAAP)ベースの営業利益が7億8600万元と6四半期連続で黒字を維持した。サブスクリプション会員数は1日平均1億1100万人と、前年同期の9830万人から13%増加した。

 部門別にみると、会員サービス部門は売上高が15%増の49億元で、会員1人当たりの月間平均収入(ARM)は14・82元に上り、前年同期比、前四半期比共に増加した。オンライン広告サービス部門は売上高が25%増の15億元で、うち成果報酬型広告とブランド広告が伸び、成果報酬型は倍増して過去最多を記録した。コンテンツ配信部門は売上高が15%増の5億5300万元。その他部門は16%増の8億700万元だった。

 同社の龔宇(Gong Yu)最高経営責任者(CEO)は、良質なコンテンツが史上最高の4~6月期業績につながったと指摘。売上高や利益、フリーキャッシュフロー(FCF)、1日平均サブスクリプション会員数などの重要指標はいずれも堅調だったと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News