【9月3日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2023)でアジア勢最上位になり、24年パリ五輪の出場を決めた日本代表のトム・ホーバス(Tom Hovasse)ヘッドコーチ(HC)は2日、チームは今や「誰もが認識する存在」だと語った。

 W杯共催国の日本は、この日行われたカーボベルデ戦に80‐71で勝利して今大会3勝目を挙げ、48年ぶりとなる自力での五輪出場を決めた。

 世界ランク36位の日本はフィンランド戦とベネズエラ戦では終盤に逆転して勝利を収めていたが、指揮官はその中でチームが「相手から尊敬されるようになった」と述べた。

 東京五輪で女子日本代表を銀メダルに導いたホーバスHCは「われわれの実力を世界に示すことができた。誰もが認識する存在になって、知られるようになっている」とし、「尊敬を得ることは大きな一歩で、このレベルの大会で勝ちを重ねるのはとても大きなステップ。誇らしいことをやってのけた」と述べた。

 この日は先行する展開から終盤に崩れ、第4クオーター開始から13連続得点を許して試合をふいにしかねない場面もあったが、最後は落ち着きを取り戻して逃げ切った。

「こういった時こそ、自分を証明するチャンスで、それと同時に向上するチャンスでもある。選手たち全員がそういったマインドセットを持っている。若手の何人かは本当にステップアップした」と述べた。

 選手たちが「自分たちのしていることを信じていた」とも話したホーバスHC。「彼らは自分たち自身、そしてチームメートを信じていた。正しい方向に一丸となって進むのに、それは大事なことだ」 (c)AFP