【9月2日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2023)は1日、2次ラウンドの試合が各地で行われ、大会初出場のラトビアが王者スペインを相手にまたも「大物食い」を演じた一方で、米国やリトアニア、ドイツ、スロベニアが準々決勝進出を決めた。

 グループLのラトビアは、1次ラウンドで東京五輪銀メダルのフランスに勝利を収めて衝撃を与えたのに続き、今度は前回王者でFIBA欧州選手権(EuroBasket 2022)も制しているスペインを74-69で撃破した。

 スペインが58-47のリードで第3クオーターを終えた際にはこのまま敗れるかと思われたラトビアだが、今大会無敗の王者に対して第4クオーターは27-11のスコアで上回った。

 同組では、ブラジルがここまで無敗のカナダに69-65で勝利。これで全4チームが3勝ずつで並び、グループ最終戦に突入することになった。

 グループKではスロベニアが91-80でオーストラリアを退け、ブーマーズ(Boomers、オーストラリア代表の愛称)をタイトル争いから脱落させた。ドイツも100-73でジョージアに快勝し、準々決勝の切符を手にした。

 グループJの米国は、同国プロバスケットボール(NBA)でプレーするスター選手のアンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)が前半無得点に終わるなど、今大会初めて苦戦を強いられたが、モンテネグロを85-73で下して勝ち上がりを決めた。

 シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)のビッグマン、ニコラ・ブチェビッチ(Nikola Vucevic)を擁するモンテネグロも実力を存分に発揮したが、米国はエドワーズが17得点を記録するなどして格上の力を見せつけた。同グループのリトアニアは92-67でギリシャを退け、米国とともにベスト8入りを決めた。

 グループIでは、プエルトリコが102-97でドミニカ共和国を、イタリアが78-76でセルビアを下した。(c)AFP