【9月1日 AFP】タイ政府は1日、タクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相(74)が、マハ・ワチラロンコン(Maha Vajiralongkorn)国王から恩赦を受け、禁錮8年から1年に減刑されたと発表した。

 発表では「王室への忠誠心」が認められたことや、健康問題などが理由として挙げられている。

 国外逃亡生活を送っていたタクシン氏は先月22日、15年ぶりに帰国したばかり。同日にはタクシン派のタイ貢献党から首相が選出されたことから、帰国に際し減刑について何らかの合意がされていたのではないかとの臆測が広がっていた。

 タクシン氏は4件の刑事事件で有罪判決を受け、計10年の禁錮刑が確定している。ただ、うち1件は時効が成立しているため、収監期間は8年となっていた。(c)AFP/Montira RUNGJIRAJITTRANON