【8月31日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2023)は30日、女子シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位でワイルドカード(主催者推薦)のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)が7-5、7-6(7-5)で大会第11シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)を破り、3回戦に進出した。

 33歳のウォズニアッキは、家族との時間を優先するため2020年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)で引退したが、今月から現役に戻り、今大会が四大大会(グランドスラム)復帰戦となっている。

 試合後には「夢みたい。3年前に質問されたら『このコートに戻ってきてプレーすることは二度とない』と答えていたはず。でもこうして戻ってきて、世界11位の選手に勝つことができて、本当に特別な気分」と喜び、「1週間前に現地入りしてから、すぐにコートに慣れて、良いテニスをしたり危険な存在になれたりする手応えがあった」と話した。

 全米オープンでは09年と14年に準優勝を経験しているウォズニアッキは次戦、世界433位のジェニファー・ブレイディー(Jennifer Brady、米国)と対戦する。けがから約2年ぶりに復帰してきたブレイディーは、第24シードのマグダ・リネッテ(Magda Linette、ポーランド)を下して勝ち上がった。

 第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)は、対戦予定だったアイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic、オーストラリア)がけがで棄権したため、不戦勝で3回戦へ駒を進めた。(c)AFP