中国の張が歴史的金星 昨年準優勝のルード撃破 全米OP
発信地:ニューヨーク/米国
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【8月31日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2023)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、中国の張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン)が昨年準優勝で大会第5シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)を6-4、5-7、6-2、0-6、6-2で破り、3回戦に進出した。
中国の男子選手が世界ランキング5位以内の相手を倒すのは初で、歴史的快挙となった。次戦は自身初となる四大大会(グランドスラム)16強入りを懸け、リンキー・ヒジカタ(Rinky Hijikata、オーストラリア)と対戦する。
この日は第4セットを0-6で落として2セットオールで並ばれた後に数分間のトイレットブレークを取り、明らかに勢いをそがれる形となったルードが怒りをあらわにする場面もあった。
ルードは第5セットの第1ゲームでいきなりブレークを許すと、時間制限のルールを適切に適用しなかったとして主審に猛抗議。ルードが崩れていく中、世界ランク67位の張は第5ゲームでも再びブレークを奪ってそのまま逃げ切った。(c)AFP