【8月31日 Xinhua News】中国の夏休みの映画興行は、26日午後10時時点の興行収入が200億元(1元=約20円)を超え、18日に更新したばかりの過去最高記録を再び更新した。興行収入が19年の178億元弱から一気に200億元の大台に乗ったことは、中国さらには世界の映画産業の回復に一層大きな自信をもたらした。

 中国では、6~8月の3カ月が夏休みの映画興行期間となっている。業界アナリストは、新型コロナウイルス対策が調整されて最初の夏休みでの記録更新について、映画を含む文化消費が徐々に成長を取り戻しているほか、今年はジャンルと題材が多元的かつ豊富で人気作も多く、観客の多様化するニーズを満たしたことを要因に挙げた。

 興行収入の上位6作品はいずれも国産映画で全体の7割を占めた。映画興行データの分析アプリ「灯塔専業版」の陳晋(Chen Jin)データアナリストは「観客も映画産業全体も今年の夏休みを経て国内映画市場に一層自信を持つようになった」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News