【8月31日 Xinhua News】中国では入学シーズンを迎え、各大学が趣向を凝らした記念品を準備して新入生を歓迎している。

 四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)でこのほど閉幕した第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ夏季大会(成都ユニバ)の期間中、ネットではジャイアントパンダ関連の商品が大いに話題となった。四川文化芸術学院の公式サイトには「入学したら欲しい」との書き込みが多く寄せられた。これを受け学校側は新入生全員にパンダグッズを準備、入学許可証の提示と引き換えに新入生にパンダのぬいぐるみ一つを贈呈した。同学院は、新入生のほとんどは省外出身者なので、ぬいぐるみを受け取ることで第二の故郷について理解を深めるてほしいとコメントした。

  北京科技大学では新入生にオリジナルデザインのTシャツを1枚配布する。Tシャツは「科技ブルー」と呼ばれる青を基調に、前と後ろにそれぞれ大学の中国語の正式名称と英語の略称がプリントされている。同校はデザインの意図について、青は果てしなく広がる海と空で、学生の洋々とした前途や無限の可能性を示しており、学生が困難を乗り越え科学技術の頂点に立ち、なすべきことに全力で挑むようエールを込めたと説明した。

 江蘇省(Jiangsu)揚州市(Yangzhou)の揚州大学は、オリジナルグッズを数百個用意した。シンプルなキャンバス地のバッグと校章キーホルダーは、忍耐と自立の校訓を表し、学生に未来への自信と力を与えるという。

 遼寧省(Liaoning)瀋陽市(Shenyang)の中国刑事警察学院の新入生は、スタンプラリー形式で記念品を受け取る。校内各所で集めたスタンプ数に応じて、アイマスクやマグカップ、キーホルダー、雨傘、立体絵葉書などがもらえる。

 福建省(Fujian)泉州市(Quanzhou)の黎明職業大学は、新入生にバッグや日傘などの記念品3千個を用意した。デザインは全て同校の学生が手がけた。(c)Xinhua News/AFPBB News