鳥インフルでアシカ各地で死ぬ アルゼンチン
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【8月30日 AFP】南米アルゼンチン当局は29日、多数のアシカが鳥インフルエンザに感染して死んでいると明らかにした。
動物衛生当局によると、首都ブエノスアイレス付近から大陸南端近くのサンタクルス(Santa Cruz)付近の大西洋沿岸各地で、アシカの死骸が報告されている。
パタゴニア(Patagonia)の環境当局は「鳥インフルエンザの症状がみられる50匹を確認した」と発表した。また、匿名を条件にAFPの取材に応じた地元当局者は「死骸の数は増えている」と話した。
当局は住民に対し、死骸が確認されたビーチには近づかないよう呼び掛けている。
鳥インフルエンザは通常ヒトへは感染せず、これまで確認されたのは数例にとどまっている。ただ、ネコやミンクなど哺乳類への感染が発生していることから、世界保健機関(WHO)は7月、ヒトに感染しやすく適応する恐れがあると警告した。(c)AFP