【8月30日 AFP】28日に行われた米大リーグ（MLB）のコロラド・ロッキーズ（Colorado Rockies）対アトランタ・ブレーブス（Atlanta Braves）戦で、グラウンドに侵入してブレーブスのロナルド・アクーニャJr.（Ronald Acuna Jr.）と接触した観客の男2人が逮捕、訴追された。警察が29日に発表した。

　訴追されたのは23歳と21歳の男で、不法侵入と騒乱の罪に問われている。

　事件は試合の7回に起こり、SNSに投稿された動画では、男1人がアクーニャに抱きついて写真を撮ろうとしたところで、警備員に引き剥がされる様子が映っている。続けて侵入してきた男に突き倒され、アクーニャは転倒。もう1人、許可なく侵入してすぐに立ち去った男は未成年で、不法侵入で出頭を命じられたが訴追はされない見込みとなっている。

　アクーニャは試合後、「最初は少し怖かったが、ファンは写真撮影を求めて出てきたのだと思う。警備員が駆けつけてくれたし、すべて大丈夫だ」と話したが、リーグもこの件の調査を行っており、問題の観客は今後、ロッキーズの本拠地やMLB球場全体で出入り禁止処分を受ける可能性もある。(c)AFP