【8月29日 AFP】2003年と07年の世界陸上(World Athletics Championships)で女子400メートルハードルの金メダルを獲得したヤナ・ピットマン(Jana Pittman)氏(40)が、母国オーストラリアのテレビ番組で、現役時代に指導者から不適切にキスをされたことがあると明かした。

 スポーツ界では最近、女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)のメダル授与式で、スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)会長が優勝した同国代表のヘニフェル・エルモソ(Jennifer Hermoso)の唇にキスをしたことが大きな問題になっており、ピットマン氏は今回のスキャンダルがきっかけで当時の記憶を思い出したという。

 公共放送ABCのトーク番組で、「あるコーチに不適切にキスをされた経験がある。自分のコーチではなく海外のコーチで、その状況では文化的な慣習だった。今回の件をテレビで見るまでは、あまり深く考えていなかった」と発言した。

 キスをしてきたコーチは「よく知っている人で、とてもフレンドリーだった」ため、当時は「被害者意識」を持たなかったというが、女子W杯での出来事を受けて今では見方が変わったと明かし、女性にとってプロスポーツを安全な場にするために声を上げることが大切だと述べた。コーチの名前には触れなかった。

 ルビアレス会長に対しては大きな批判が巻き起こっており、本人が辞任を拒否する中で、28日にはスペインの検察当局が捜査を開始している。(c)AFP