【8月29日 AFP】米ラッパーのエミネム(Eminem)さんはこのほど、米大統領選に共和党から立候補を表明している実業家のビベック・ラマスワミ(Vivek Ramaswamy)氏(38)に対し、選挙キャンペーンで自身の楽曲を使用しないよう正式に要請した。28日に公表された書簡で明らかになった。

 アイオワ州で今月開かれたイベント「アイオワ・ステート・フェア(Iowa State Fair)」で、ラマスワミ氏がエミネムさんの「ルーズ・ユアセルフ(Lose Yourself)」を歌っている動画が拡散されていた。

 英紙デーリー・メール(Daily Mail)が報じ、AFPが信ぴょう性を確認済みの書簡で演奏権管理団体「放送音楽協会(Broadcast Music Inc.)」は、エミネムさんから今後この楽曲の使用停止をラマスワミ氏に求める正式な要請を受けたとしている。

 ハーバード大学(Harvard University)を卒業したラマスワミ氏は、自身をドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領になぞらえ、「トランプ2.0」と自称している。来年の大統領選に向けた共和党の候補者指名争いで、党内支持率3位に浮上している。(c)AFP