【8月29日 AFP】サッカー女子スペイン代表のヘニフェル・エルモソ(Jennifer Hermoso)の唇に一方的にキスをして厳しい批判にさらされている同国サッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)会長の母親が28日、息子を擁護するためにハンガーストライキを開始した。

 ルビアレス会長の母アンヘルス・ベハル(Angeles Bejar)さんは、スペイン南部モトリル(Motril)の教会内で抗議を開始した。教会の外で取材に応じた家族の一人によると、エルモソが「真実を語る」まで、ベハルさんは抗議を続けるつもりだという。

 また、会長のいとこは「ひどい嫌がらせだ。彼の母親は信心深く、神に帰依している」と明かし、「今起こっていることは公平には見えないし、彼はすでに非難を受けている。正常な状況とは思えない。ヘニ(エルモソ)には真実を語ってほしい。彼女は発言を3度も変えているから。彼の家族はひどく苦しんでいる」と訴えた。

 ルビアレス会長は、スペインが優勝した20日の女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)決勝後にエルモソに無理やりキスをした。国際サッカー連盟(FIFA)は26日、会長に暫定的な資格停止処分を科している。(c)AFP