【8月28日 AFP】第19回世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)は27日、各種目決勝が行われ、女子4×400メートルリレーでは、最終走者フェムケ・ボル(Femke Bol)が驚異の走りを見せたオランダが金メダルを獲得した。

 19日に行われた混合4×400メートルリレー決勝のゴール直前で転倒し、バトンを落とすという悲惨な大会序盤となっていたボルだが、圧倒的な走りを見せて優勝を飾った400メートルハードルに続き、今大会2個目の金メダルを手にした。

 今世界陸上の最終種目が大会7本目のレースとなったボルは3位でバトンを受け取ると、首位ジャマイカと2位英国に迫った。ホームストレートに入り観客が沸き立つ中、ボルは英国のニコル・イヤーギン(Nicole Yeargin)をかわすと、劇的なフィニッシュでジャマイカのステイシーアン・ウィリアムズ(Stacey Ann Williams)を僅差で抑えた。

 3分20秒72のオランダに続き、3分20秒88でジャマイカが2位、3分21秒04で英国が3位だった。

 男子4×400メートルリレーでは米国が優勝を飾り、今大会トップに立つ12個目の金メダルを獲得した。2位にはフランスが入り今大会唯一となるメダルを手にし、3位には英国が続いた。(c)AFP