【8月28日 AFP】2024年米大統領選に出馬表明しているドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の陣営は27日、同氏がジョージア州の拘置所で警察に撮影された「マグショット」(逮捕時などの顔写真)が公開されて以降、710万ドル(約10億4000万円)の資金を調達したと明らかにした。

 トランプ氏は、前回大統領選の結果を覆そうとしたとして起訴され、同州の拘置所に出頭した際、マグショットを撮影された。

 大統領経験者のマグショット撮影は米史上初だが、トランプ氏陣営は、同氏がカメラをにらみつけている写真を逆利用し、次期大統領選で返り咲きを狙う不屈のシンボルとして採用。公開から数時間後に、写真をあしらったTシャツやマグカップ、ステッカーなどのグッズを売り出した。

 広報担当者はAFPに対し、「連邦大陪審による起訴に加え、マグショット効果もあり、この3週間で2000万ドル(約29億3000万円)近い資金が集まった」と説明。「マグショットが公開された24日以降では710万ドル、26日だけで1日当たりとしては過去最高の418万ドル(約6億1000万円)を調達した」と話した。

 特にトランプ氏がマグショットをX(旧ツイッター〈Twitter〉)に投稿してから調達資金は急増しているとしたが、AFPはこの主張について独自に検証できていない。(c)AFP