【8月26日 AFP】第19回世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)は25日、各種目決勝が行われ、女子200メートルではジャマイカのシェリカ・ジャクソン(Shericka Jackson)が世界歴代2位となる21秒41の大会新記録を樹立し、金メダルを獲得した。

 100メートルで2位に終わっていたジャクソンはその失望から立ち直ると、昨年大会で自身が出した大会記録を塗り替え、米国のシャカリ・リチャードソン(Sha'Carri Richardson)の短距離2冠の夢を打ち砕いた。

 21秒41の記録は、1988年に故フローレンス・グリフィス・ジョイナー(Florence Griffith-Joyner、米国)が樹立した世界記録にあと0秒07と迫るタイムだった。

 2位には21秒81で米国のガブリエル・トーマス(Gabrielle Thomas)、3位には21秒92で100メートル金メダリストのリチャードソンが続いた。

 女子三段跳びではベネズエラのジュリマール・ロハス(Yulimar Rojas)が最終跳躍で逆転となる15メートル08を記録し、大会4連覇を果たした。

 ぎりぎりの記録で何とか決勝の上位8人に残るも、4本目と5本目で記録なしに終わっていたロハスだったが、6本目に優勝を決めるジャンプを披露し、1本目で15メートル00を出してトップに立っていたウクライナのマリナ・ベフロマンチュク(Maryna Bekh-Romanchuk)を逆転した。

 キューバのレヤニス・ペレスエルナンデス(Leyanis Perez Hernandez)が14メートル96で銅メダルを獲得した。(c)AFP