【8⽉26⽇ Peopleʼs Daily】39.6トンの商品を載せてデンマークのビルン空港から飛来した貨物機が中国・浙江省(Zhejiang)の杭州蕭山国際空港(Hangzhou Xiaoshan International Airport)に到着した。貨物は速やかに通関した。うち39.3トンの貨物はトラックに積まれてから通関して、上海や北京などに向かった。主な商品は化学製品と各種部品だった。

「トラック航空便」とは、空港と最終目的地の間の定められた地上輸送ルートを用いる、トラック輸送を航空便に連結させた陸空一貫型の輸送形態だ。「トラック航空便」は機動性に富む上に価格優位性もある。というのは、各荷物の最終目的地まで空輸するのではなく、蕭山空港までの航空便に載せる。蕭山空港に到着後、目的地別にトラックで輸送する。そのことで重量1キロ当たりの運賃が10~15%安くなっているとの試算がある。蕭山空港税関が1~5月に扱った「トラック航空便」の便数は前年同期比78.3%増の4039件で、輸送した重量は同16.6%増の9108.65トンだった。

 蕭山空港税関は「トラック航空便」の効率的な運行のために週7日間・24時間・全天候型の対応体制を構築し、「到着当日のトラックに積み込んでの発送」を実現している。また航空会社と関連会社が協力することで、「トラック航空便」の到着地が追加され、長江デルタ一体型の物流網の構築に貢献している。

 広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)南寧市(Nanning)では、広西空港管理集団傘下の広西民航産業発展が「トラック航空便」の迅速性を増すために省境を越えての「トラック航空便」による輸送サービスを始めた。南寧空港の年間国際航空貨物や郵便物の対応能力は15万トンに達し、11本の国際貨物輸送路線が同空港とASEANや南アジアの8か国12都市を結んでいる。また、この「トラック航空便」により、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の魚介類や果物などの特色ある食材の中国市場進出がさらに有利になった。ASEAN諸国の食材の対中輸出にとって、南寧空港はこれまで以上に重要な「中国市場への玄関口」になった。

 海南省(Hainan)海口市(Haikou)の海口美蘭空港(Haikou Meilan International Airport)では、広州市(Guangzhou)、深セン市(Shenzhen)、鄭州市(Zhengzhou)など多くの地域の貨物を海口に集めて海外に輸出することを視野に「トラック航空便」業務が始まった。このことで、航空貨物輸送業務の連動性を高め、企業の輸送コストを引き下げ、美蘭空港の貨物輸送能力がさらに高まった。

 専門家によると、「トラック航空便」は完備されてきた中国の高速道路ネットワークと機動性の高いトラックを利用することで、陸空輸送の効果的な接続を実現し、航空輸送をより高効率にした。「トラック航空便」の新たな管理法の導入と輸送ネットワークの整備が、中国物流業界の質の高い発展をさらに後押ししている。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News