【8月25日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は24日、ジョージア州の拘置所に出頭し、警察に撮影された「マグショット」(逮捕時などの顔写真)をX(旧ツイッター〈Twitter〉)に投稿した。

 出頭は、20年米大統領選の結果を覆そうとしたとして起訴されたことを受けたもの。手続きを終えたトランプ氏は、すぐに拘置所を後にした。

 トランプ氏は21年1月に自身の支持者がジョー・バイデン(Joe Biden)氏の就任を阻止しようと暴徒化し、連邦議会議事堂に乱入した事件の数日後からツイッターに投稿していなかった。

 当時のツイッターは、大統領選の結果は不当だと主張し続けたトランプ氏が事件を扇動したとして、利用規約違反で同氏のアカウントを無期限で凍結した。

 ツイッターを昨年買収した実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏は11月にトランプ氏のアカウントを復活させた。しかし、トランプ氏はユーザー数ははるかに少ないながら自身で立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」での発信を選び、Xからは遠ざかっていた。

 24日の投稿には、ジョージア州フルトン(Fulton)郡の拘置所で撮影されたトランプ氏の顔写真に、24年大統領選へ向けた選挙運動サイトへのリンクが添えられていた。

 写真の上には「マグショット─2023年8月24日」、下には「選挙妨害」「決して降伏しない」と書かれていた。(c)AFP