【8月25日 AFP】第19回世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)は24日、男子200メートル準決勝が行われ、100メートル金メダリストのノア・ライルズ(Noah Lyles、米国)はレース前にカートの衝突事故に巻き込まれたものの、2015年大会以降達成されていない男子短距離2冠に向けて決勝進出を決めた。

 レース前に、ライルズら8人を乗せたカートがサブトラックからスタジアムへ向かう途中に別のカートに衝突される事故が起きた。その際、同乗していたアンドリュー・ハドソン(Andrew Hudson、ジャマイカ)が、目にガラスの破片が入るアクシデントに見舞われた。

 ハドソンは「全てがスローモーションのように起きた」と事故を振り返り、「スタジアムへ向かうカートに乗っていた。不幸にも自分は他のカートがぶつかってきた側に座っていたんだ」と明かした。

「自分はもろに衝撃を受けて、そのときにガラス片がいくつか目に入ってしまった。大半は取り除けたよ。これから戻って状態を見てもらい、大丈夫かどうか確認する。今はかなり目がかすんでいる」

 この事故を受け、ライルズとハドソンら準決勝の1組目は3組目に変更。ライルズは19秒76の驚異的なタイムで難なく1位通過を果たし、アレハンデル・オガンド(Alexander Ogando、ドミニカ共和国)が組2位で決勝進出を決めた。

 一方、ハドソンは20秒38で上位8人には入れなかったが、救済措置で決勝の切符を与えられた。ファイナリストが1人追加されたことにより、決勝は計9レーンで行われることになった。

 100メートルで2位に入ったレツィレ・テボゴ(Letsile Tebogo、ボツワナ)と同3位のザーネル・ヒューズ(Zharnel Hughes、英国)も決勝進出を決め、ライルズとともに今大会の100メートルメダリスト3人がそろい踏みとなった。(c)AFP/Luke PHILLIPS