【8月25日 AFP】 米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)は23日、大谷翔平(Shohei Ohtani)が右肘の靱帯(じんたい)損傷と診断されて今季残りは登板しないことを明らかにした。

 大谷はエンゼルスが4-9でシンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)に敗れたこの日のダブルヘッダー第1試合に先発登板し、腕の疲労を理由に2回途中で降板した。

 しかし、エンゼルスのペリー・ミナシアン(Perry Minasian)ゼネラルマネジャー(GM)は会見で、大谷が検査で「断裂が見つかり、今季残りは登板しない」と明かし、「これからセカンドオピニオンを受け、そこから先へ進む。日々、様子を見ていく」と述べた。

 大谷が右肘のUCL(肘内側側副靱帯)を損傷するのはこれで2回目で、2018年には同じ箇所にメスを入れて2019年は登板しなかった。

 二刀流の大谷は、第1試合の1打席目で今季両リーグトップとなる44号の2点本塁打を記録。診断を受けた後も指名打者(DH)として2試合目の出場を直訴し、5回に二塁打を放つなど5打数1安打を記録した。試合は、3-7でエンゼルスが敗れた。

 ミナシアンGMは、大谷が打者として今季残りの出場が可能かどうかについても状況を見守るとしており、「どうなるか分からない」とした上で、「日々様子をうかがいつつ、どうなるかや、本人の感触を確認していくだけだ。これから、詳しい情報を集めていく」と語った。(c)AFP