【8月24日 CGTN Japanese】中国の名門大学・清華大学の今年の入学式が23日に行われました。3800人余りの学部新入生の中には、北京冬季五輪のスノーボード競技で中国初の金メダルを獲得した蘇翊鳴さんの姿もありました。

　昨年の北京冬季五輪で、18歳になったばかりの蘇さんは、スノーボード男子ビッグエアで金メダル、スノーボード男子スロープスタイルで銀メダルを獲得し、中国のスノーボードの歴史を塗り替えました。蘇さんは今年、国際スポーツマスターとして中国国家体育総局の「2023年優秀アスリートの大学学部生推薦入学リスト」に選ばれ、清華大学への入学資格を得ました。

　蘇さんは清華大学の新雅書院で大学生活を送ります。新雅学院はリベラル教育が特色で、学生は入学当初に専攻を決めず、学部生の高学年になってから専攻を選びます。蘇さんは大学での学習について、「1年生の時はいろいろな可能性を探り、1年間をかけてリベラル教育の学業を終え、自分の興味に合わせて今後の学習の方向性を見出して専攻を決めたい」と抱負を語りました。

　今後の目標については、2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪で金メダルを獲得すること、清華大で1年生の学業を終えて今後の学習の方向性を見つけることを挙げました。

　蘇さんは入学式で清華大の同級生らに声をかけました。「スキークラブの皆さん、ぜひ私のところへ遊びに来てください。スキーを教えます」。また、「みんなと一緒にこれまで自分が体験したことのないことや苦手なこともたくさんチャレンジしてみたい」と笑顔で伝えました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News