【8月24日 AFP】男子テニスのジョン・イズナー(John Isner、米国)が23日、米ニューヨークで28日に開幕する全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)を最後に現役を引退すると発表した。

 38歳のイズナーはX(旧ツイッター<Twitter>)で「17年以上に及ぶATPツアーでの生活をへて、プロテニスに別れを告げる時がやって来た」とつづり、「今回の全米オープンが最後の大会になる」と表明。「切り替えは簡単にはいかないだろうが、最高の家族と一緒に過ごす時間を楽しみにしている」と記した。

 ビッグサーバーのイズナーは、男子ツアー歴代最多となる通算1万4411本のエース記録を誇る。2012年から20年までは9年連続で米国勢ナンバーワンとしてシーズンを終え、10年から19年までの10年間にわたり年間最終ランキングで世界トップ20に君臨。シングルス通算16勝、ダブルス通算8勝を挙げ、18年のマイアミ・オープン(Miami Open 2018)でマスターズ1000(ATP Masters 1000)のタイトルも獲得した。

 2010年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2010)で、ニコラ・マウー(Nicolas Mahut、フランス)と大会史上最長記録となる3日間合計11時間以上に及ぶ激闘を戦ったことでも知られる。イズナーはこの試合を6-4、3-6、6-7(7-9)、7-6(7-3)、70-68で制した。(c)AFP