【8月24日 AFP】第19回世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)は23日、各種目決勝が行われ、男子400メートルハードルではノルウェーのカールステン・ワーホルム(Karsten Warholm)が2大会ぶり3度目の優勝を飾った。

 残り200メートルでライ・ベンジャミン(Rai Benjamin、米国)のプレッシャーを受けていたワーホルムは、最後の直線でライバルを引き離し、46秒89で金メダルを獲得した。

 2017年のロンドン大会と2019年のドーハ大会で優勝を飾っていたワーホルムは、昨年大会ではけがから早期復帰していたこともあり、7位に終わっていた。

 女子400メートルでは、ドミニカ共和国のマリレイディ・パウリノ(Marileidy Paulino)がナショナルレコードの48秒76を記録して優勝。東京五輪と昨年大会で銀メダルを手にしていたパウリノにとって、ついに世界大会で手にした自身初の金メダルとなった。

 男子1500メートルでは、ノルウェーのヤコブ・インゲブリクトセン(Jakob Ingebrigtsen)が優勝候補筆頭に挙げられていたものの、2大会連続で金メダルを逃した。

 インゲブリクトセンに食らいついた英国のジョシュ・カー(Josh Kerr)は、最終コーナーで先頭に立つと金メダルを獲得。インゲブリクトセンは追いすがったものの、バイキング・スピリットも及ばず再びトップに立つことはできなかった。(c)AFP/Pirate IRWIN