【8月23日 AFP】イランは22日、最新鋭の国産無人機「モハジェル10(Mohajer 10)」を公開した。国営イラン通信(IRNA)が報じた。従来型より飛行高度と航続時間、積載可能重量が増加しているという。

 モハジェル10は「モハジェル6(Mohajer 6)」の改良型。首都テヘランで開催されたイラン防衛産業の功績をたたえる式典で披露され、イブラヒム・ライシ(Ebrahim Raisi)大統領も出席した。

 イラン通信によれば、モハジェル10の最大航続時間は24時間、最高飛行高度は7000メートル、航続距離は2000キロ。最高速度は時速210キロで、最新鋭の電子・情報システムを装備している。積載可能重量は300キロで、「あらゆる爆弾や弾薬」を搭載可能だという。

 モハジェル6の性能は、最大航続時間12時間、最高飛行高度は5400メートル、最高速度は時速200キロ、積載可能重量150キロだった。

 モハジェル6について、米政府は、イランがロシアに売却し、ウクライナ紛争で使用されていると非難しているが、イラン側は否定している。(c)AFP