ドイツ・グルンハイデ地域のテスラベルリン・ブランデンブルク・ギガファクトリー全景(c)ロイター/news1
ドイツ・グルンハイデ地域のテスラベルリン・ブランデンブルク・ギガファクトリー全景(c)ロイター/news1

【08月22日 KOREA WAVE】現代自動車だけでなく、テスラなどのグローバル完成車企業もインドに重点を置いている。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は6月、インドのモディ首相と会い、インド工場の設立計画を直接ブリーフィングした。テスラはインドに年間50万台規模の電気自動車生産工場の設立を推進しているという。

自動車業界では、マスク氏とモディ首相の会談により、インドに次期ギガファクトリーが建設される可能性が高いと見られている。ギガファクトリーは、テスラの電気自動車を生産する施設で、米国ネバダから始まり、ドイツのブランデンブルク、中国・上海などに建造され、新規候補地を探しているところだ。ルノー日産アライアンスもインド現地工場に790億円を投資し、電気自動車を共同開発する計画だ。

グローバル完成車業界がインドに注目するのは、生産拠点として急浮上したためだ。インドは今年4月、中国を抜いて世界最大の人口を抱える国に公式認定された。経済規模も2027年には米国、中国に続き世界3位に成長するという見通しが出ている。

自動車市場はすでに3位に躍り出た。インドは昨年476万台の新車を販売し、中国(2320万台)、米国(1420万台)に次いで世界3位の市場に成長した。乗用車市場は昨年の380万台から2030年には500万台以上へと持続的な成長が予想される。最近、主要自動車市場の規模が減少したのとは異なり、インド市場は2017年より18.5%増加するなど独歩的な成長傾向を見せている。

インド政府は「メイク・イン・インディア」(Make in India)キャンペーンを通じ、電気自動車の普及と自国の自動車産業の成長を積極的に推進している。インド政府は2030年までに電気自動車販売の割合を全体の30%に拡大するという目標を立てている。昨年の電気自動車販売台数は約4万8000台と、全体の1.2%に過ぎないが、2021年と比べると3倍以上拡大した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News