【8月22日 Xinhua News】中国科学院国家天文台の韓金林(Han Jinlin)研究員が率いる研究チームはこのほど、貴州省(Guizhou)にある500メートル球面電波望遠鏡(FAST、通称「中国天眼」)を用い、パルサーB2111+46の磁気圏の中でまばらな雨粒のような微弱な矮星パルスを検出することに成功した。

 また、同チームは、矮星群は世界の他の電波望遠鏡では観測が難しいパルサー放射の新形態で、パルサー放射が停止する間際に磁気圏の構造は基本的に変化しないという物理的事実も明らかにした。研究成果は18日、国際学術誌「Nature Astronomy」に掲載された。

 今回の矮星群の発見は、パルサー放射の難題研究において新たな窓口を開き、パルサー磁気圏物理およびその極限プラズマ環境の解明に重要な科学意義を持つ。(c)Xinhua News/AFPBB News