【8月21日 AFP】第19回世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)は20日、男子100メートル決勝が行われ、ノア・ライルズ(Noah Lyles、米国)が今季世界最高の9秒83を記録し、優勝した。

 200メートルで大会3連覇を狙うライルズがタイトルを獲得し、ポスト・ウサイン・ボルト(Usain Bolt)時代における、100メートルでの米国勢の支配的な立場は変わらなかった。

 世界陸上では、2017年大会でジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin)、2019年大会でクリスチャン・コールマン(Christian Coleman)、昨年の大会でフレッド・カーリー(Fred Kerley)が優勝を果たしており、これで米国勢の4連覇となった。

 ここ20年では最も予測がつかないと言われていた今大会の100メートルでは、王者カーリーに加えて東京五輪王者のモントマルチェル・ヤコブス(Lamont Marcell Jacobs、イタリア)が準決勝敗退に終わっていた。

 2位には9秒88でレツィレ・テボゴ(Letsile Tebogo、ボツワナ)、3位には同タイムながら写真判定でザーネル・ヒューズ(Zharnel Hughes、英国)が続いた。

 7位に入った昨年に続いて決勝に進出したサニブラウン・アブデル・ハキーム(Abdul Hakim Sani Brown)は、10秒04で6位だった。(c)AFP/Luke PHILLIPS