中古リサイクルサービス、成都ユニバの「グリーン成長」に貢献
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【8月20日 CNS】中国・成都市(Chengdu)で開催された国際大学スポーツ連盟(FISU)主催の第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ夏季大会(成都ユニバ、FISU World University Games)では、代表団のメンバーが赤いミニバッグを斜めに掛けていた。開会式や閉会式の場でも、成都の街のあちこちで風土や人情を味わう際でも、それを身につけた選手がよく見られた。また、多くの人びとが「ZHUAN ZHUAN」という文字が印刷された白い携帯電話を手にしていた。
このおしゃれな携帯電話は実はすべて中古品で、中国の人気フリマアプリ会社「転転(ZHUAN ZHUAN)」によって大会参加代表団のために提供された公式の貸し出し品だった。合計1万台が提供され、競技後に回収され再利用される。それに付随する赤いミニバッグは、分解可能な素材で作られており、伝統的なプラスチックの携帯電話ケースの代替品だ。バッグの側面には六つのリングがあり、さまざまな着用方法に対応している。また、反射素材を使用しており、選手の夜間移動が安全になるようにしている。
今年5月、成都ユニバは中国循環経済産業会社の「転転」と正式に契約し、同社を中古リサイクルサービスのオフィシャルサプライヤーとした。これは国際総合競技大会で中古リサイクルサービスを導入する先駆けとなった。
今回の成都ユニバは、「グリーン、知恵、活力、シェア」という開催コンセプトを提唱した。中古の携帯電話だけでなく、「リサイクル、再利用」の考えが大会のあらゆる段階にわたって貫かれている。
「私たちの社会、特に大学生を含む若い世代の人びとは、遊休資源の活用、循環経済、再生資源に対する考え方が心に深く根付いている」と、成都ユニバ執行委員会宣伝部の苗峪源(Miao Yuyuan)専任副部長は述べている。
データによると、中国の中古消費市場の規模はすでに1兆元(約20兆円)を超え、ますます多くの若者が参与している。あるメディア調査によれば、中国の大学生の72.04パーセントが遊休品を持っており、80.84パーセントが遊休品を売買する意志を持っている。中国モバイルインターネットビジネススマートサービスプラットフォーム「Quest Mobile」の「新進気鋭ブランドグループインサイトレポート2021」によると、中国の「Z世代」は「トレンド消費」と「中古取引」に関心を持っており、中古消費は彼らの大きな特徴の一つとなっている。
中国政府は、2030年までに炭素排出ピークアウトを達成し、2060年までにカーボンニュートラルを目指すという目標を掲げている。成都ユニバは、大会中に中古リサイクルサービスを導入することで、政府の「ダブルカーボン」目標とグリーン発展の理念に応えるだけでなく、現代の若者の消費者の循環経済への態度に合わせ、さらに多くの人びとにエコ消費の一翼を担う機会を提供することができる。(c)CNS/JCM/AFPBB News