【8月18日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2023)の主催者は17日、メイン会場のアーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)で行われるナイトセッションについて、選手から終了時間が未明になることへの懸念が示されているものの、これまで通り2試合を実施していく方針を明らかにした。

 米ニューヨークのフラッシング・メドウズ(Flushing Meadows)で開催される全米オープンでは、試合が未明に終わることがある。昨年もカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)対ヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)の一戦が5時間15分に及び、試合が終了したのは翌日の午前2時50分だった。

 全米オープンのナイトセッションをめぐっては以前、元女王のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)が「過酷」であることを理由に、2試合目をスケジュールから除外するよう求めていた。

 前週には、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2023)で試合が遅くにずれ込む混乱が発生し、女子シングルスに出場していたエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)がナイトスケジュールに関して抗議を行った。現世界1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)もこれに同調し、深夜の試合問題が再燃した。

 しかし、全米オープンを主催する全米テニス協会(USTA)のステイシー・アラスター(Stacey Allaster)会長はこの日、「言うまでもなく、深夜の試合については2022年の全米オープンの後、激しい議論と再考を重ねた」とし、試合開始時間を早めることや2試合目を取りやめることを検討した上で、何も変更しないことに決めたと報道陣に説明した。

「テニスの現実として、われわれが抱えている問題の一つは、試合の開始や終了の時間は決められないということ。試合は予測不可能であり、短時間で終わるときもあれば5時間の長丁場になるときもある。従って、われわれはこのままナイトゲーム2試合を維持していく。この問題はこれからも検討していく」

「抜本的な改革を行って目玉となるものをファンに提供できるようになるまで、われわれはこのまま深夜の試合を続けていく」 (c)AFP/Simon EVANS