【8月18日 Xinhua News】中国が独自開発した第3世代原子炉「華竜1号」の建設が各地で進んでいる。原子力大手の中国広核集団(CGN)はこのほど、福建省・寧徳原子力発電所の5号機と6号機の建設承認を7月31日に取得したと発表した。設備の国産化率は90%を超え、1基当たりの発電量は年間100億キロワット時に迫るとした。同社によると、起工に向けた準備作業は現在、着々と進んでいる。

 CGNで華竜1号の総設計師(チーフデザイナー)を務める王鑫(おう・きん)氏は同原子炉について、中国が30年余りにわたる原子力発電の研究開発、設計、製造、建設、運用の経験を生かし、国内と世界の最新安全基準に基づいて開発した100万キロワット級の第3世代加圧水型原子炉で、あらゆる台風、震度9の地震、大型民間機による外部衝突に耐えられると指摘する。

 華竜1号の建設は全国各地で進んでおり、複数の原子炉が建設されている場所も多い。

 広西チワン族自治区では、中国西部地域で初めての華竜1号となる防城港原子力発電所3号機が今年3月25日に稼働した。夏場を迎えた現在まで安全で安定した運転を続け、自治区と周辺にクリーンな電力を提供している。4号機も圧力容器本体の使用前検査が完了し、24年上半期(1~6月)に稼働する見通し。

 広東省では、太平嶺原発1号機の原子炉建屋などのニュークリア・アイランド(NI)、タービン建屋などのコンベンショナル・アイランド(CI)の主要設備の設置が順調に進んでいるほか、2号機も圧力容器が最近出荷され、NIの主要設備の設置が全面的に開始している。陸豊原発5号機はCIのタービン建屋の基礎工事が完成し、建設は安全かつ安定的に展開されている。

 浙江省では、三澳原発1号機の初の大型主要設備となる蒸気発生器がすでに到着し、設置作業が進んでいる。2号機のNIの設置作業も6月30日にスタート、年内にドーム屋根の吊り上げを完了する計画。

 CGNは国内の産業チェーンを下支えに、華竜1号20基近くを同時に建設する能力を形成。さらに川上・川下の5千社余りと提携し、新技術・新設備の研究開発、管理経験の提供、整った品質確保体系の構築を進め、中国の設備製造業と工事をめぐる産業チェーンの全体的な能力向上に寄与している。(c)Xinhua News/AFPBB News