トランス選手のための「オープンカテゴリー」 W杯で初導入へ 競泳
発信地:ベルリン/ドイツ
このニュースをシェア

【8月17日 AFP】ワールドアクアティクス(World Aquatics、世界水連)は16日、トランスジェンダー選手のための「オープンカテゴリー」を10月に独ベルリンで行われる競泳のW杯で初導入すると発表した。
【写真特集】AFPが選んだ世界水泳福岡大会の「TOPSHOT」
世界水連は昨年、五輪やW杯などの主要大会で、トランスジェンダーの女子選手が女子の部へ出場するのを禁止することを決め、オープンカテゴリー新設に向けた作業部会を立ち上げると明かしていた。
ベルリン大会のオープンカテゴリーでは、各泳法の50メートルと100メートルが実施されるが、世界水連は今後種目が拡大する可能性もあるとしている。
ドイツ水泳連盟(DSV)のカイ・モルゲンロート(Kai Morgenroth)副会長は「画期的な取り組み」と評価し、「水泳選手が分け隔てなく出場可能な大会を開催できることを誇らしく思う」と述べた。(c)AFP