【8月17日 AFP】サッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)は16日、準決勝が行われ、欧州女王イングランドがオーストラリアを3-1で下し、スペインとの決勝に進出した。

 イングランドは36分、ペナルティーエリア内でボールを受けたエラ・トゥーン(Ella Toone)がアウトサイドで蹴った強烈なシュートが決まり、先制に成功した。

 しかし、オーストラリアも63分、今大会初先発となった主将サム・カー(Sam Kerr)のワールドクラスのロングシュートで同点。試合を振り出しに戻し、7万5000人が詰めかけた豪シドニーのスタジアム・オーストラリア(Stadium Australia)は熱狂的な空気に包まれた。

 それでもイングランドは71分、ボックス内に蹴り込まれたボールの判断を相手DFが間違えた隙を突き、ローレン・ヘンプ(Lauren Hemp)が勝ち越しゴールをマーク。86分にはアレッシア・ルッソ(Alessia Russo)がダメ押しの3点目を加えた。

 W杯では過去2度ベスト4敗退となっていたイングランドだが、ついに初の決勝へ駒を進めた。決勝は20日に同じスタジアム・オーストラリアで行われ、前日にスウェーデンを2-1で破った難敵スペインと激突する。

 オーストラリアも敗れはしたが、今大会は過去最高のW杯となっており、19日にはスウェーデンとの3位決定戦を残している。(c)AFP/Martin PARRY