昼が暑ければ夜を楽しもう! 北京でナイトマーケットが盛況
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【8月16日 東方新報】外出する気も失せる猛暑が続く中、北京市では「昼がダメなら夜を楽しもう」と各地でナイトマーケットが盛んだ。
北京市政府は夏の長期イベント「2023北京消費シーズン・夜京城」を実施。天安門広場(Tiananmen Square)近くの観光地・前門地区、古き良き北京の風景を楽しめる什刹海地区、外国人が多く住みオシャレな店が多い亮馬河地区、モダンアートの聖地・798芸術区などで週末を中心にナイトイベントが開かれている。
軽食や手作り品などを販売する夜市が各地に設けられ、日本の縁日のようなにぎわいを見せているほか、ショッピングモール広場のパレードやコンサート、都心のまちなかキャンプ、屋外映画祭、ドローンによる天灯ショー、ナイトクルーズ、水上音楽祭、万里の長城(Great Wall of China)・八達嶺(Badaling)のナイトコースなど、夜ならではのイベントが繰り広げられている。
北京市内の文化施設は開館時間を延長し、博物館の夜間見学コース、24時間図書館、ナイトアート展覧会も実施されている。
商業施設や繁華街の食事エリアでは「深夜食堂」と銘打ち、レストランが午前0時まで営業期間を延長。日本の漫画・ドラマの「深夜食堂」は中国でも人気で、中国版の映画も製作されている。原作の深夜食堂は午前0時から午前7時までと営業時間は異なるが、その影響を受けたネーミングだ。
北京市はもともと2019年7月に「ナイトタイムエコノミーの更なる繁栄と消費促進に関する措置」を発表。夜間のショッピングや外食、観劇などの消費を盛り上げようとしていた。翌年からコロナ禍が始まり停滞を余儀なくされたが、2023年に入り新型コロナウイルスがある程度収束したことで、再び活気を取り戻した。
中国の各銀行は1億元(約20億円)以上を投入し、夜間消費を後押しする割引キャンペーンを実施。阿里巴巴集団(アリババグループ、Alibaba Group)が運営している地図アプリ「高徳地図(Autonavi)」は商業エリアとコラボしたタクシー割引券の配布を行い、中国最大級のプラットフォーム「美団(Meituan)」は飲食店やフィットネスクラブなどと協力した夜間消費イベントを企画している。
ナイトマーケットを楽しむ市民は若者が主流。ネオンライトがまぶしい夜の街を楽しみながら「映える」スポットを探し、海外でティックトック(TikTok)と呼ばれるSNS「抖音(Douyin)」に投稿している。
中国ではコロナ禍が明けて「リベンジ消費」が期待されたが、思ったほどに市民の消費は伸びていない。それに加えて連日の猛暑続き。ナイトマーケットにより市民が夜の街に繰り出すことを促進し、消費を刺激しようとしている。(c)東方新報/AFPBB News