ヒスイ鉱山で土砂災害、25人不明 ミャンマー北部
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【8月15日 AFP】ミャンマー北部のヒスイ鉱山で、豪雨による影響で積み上げられていた土砂が崩壊し、少なくとも25人が行方不明となっている。救助隊が14日、明らかにした。ミャンマー各地はここ数日、豪雨が続き、洪水も発生している。
土が崩れたのは、北部カチン(Kachin)州パカン(Hpakant)郊外。現場近くにあるヒスイ鉱山では2020年、豪雨による地滑りで100人以上が犠牲となった。
ヒスイ採掘は収益性が高いが、ほとんど規制されていない。出稼ぎ労働者が危険な環境で採掘に従事しており、死亡事故も後を絶たない。
現場でAFPの取材に応じた救助隊員は、「25人前後が行方不明となっている。行方不明者の詳細はわかっていない」と説明した。約150~180メートルの高さに積み上げられていた採掘によって出た土が、豪雨により崩れたとみられる。
別の救助隊員は、二次災害の危険もある中、救助活動が行われていると語った。
通常、雨期には採掘が行われていない。今回事故に巻き込まれたのは、ヒスイを見つけようとしていた地元住民とみられる。(c)AFP