【8月15日 AFP】女子テニス世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は14日、雨天順延などで深夜に試合が組まれることについて、統括団体である女子テニス協会(WTA)は、選手の体力面をほとんど度外視しているとして再考を要求した。

 前週のナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2023)では、大会終盤の雨による順延でスケジュールが深夜にまでずれ込む混乱が続き、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)覇者であるエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)が、今大会のような成り行きで選手がかなりのスタミナを要求されていると不満をあらわにした。

 四大大会(グランドスラム)4勝を誇るシフィオンテクも、ルバキナの意見に全面的に同調。「私たちは毎週試合をしなければならないので、選手にとって何が健康的であるかについて、もっと焦点を当てるべきなのかもしれない」とし、「ツアーは移動がかなり過酷で、将来的には選手を主体にしてもらえるとうれしい。特に来年は、出場義務がある大会や、期間が長くなる大会がもっと増えるのだから」と述べた。

 シフィオンテクはまた、テレビの放送時間やいろいろな事情に合わせなければならないのは理解しているとした上で、「人々が午後10過ぎに開始する試合を観戦しているかどうか、WTAにデータを求めたことがある」と明かし、「回答はなかったけれど、そうすればあれほど遅い時間にプレーする意味があるのか実際に理解するのは簡単のはず」と話した。

 ルバキナは、ダリア・カサキナ(Daria Kasatkina)と対戦した11日の準々決勝が翌日の午前3時近くまで及ぶ試練に直面。この試合には勝ったものの体力はもう残っておらず、同日の準決勝ではフルセットの末にリュドミラ・サムソノワ(Liudmila Samsonova)に敗れた。

 一方、サムソノワも悪天候による日程の遅れで13日には準決勝と決勝のダブルヘッダーを余儀なくされ、決勝ではわずか49分でジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)に屈した。(c)AFP