上海で11月開催の第6回輸入博、準備は順調に進行
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【8⽉15⽇ Peopleʼs Daily】第6回中国国際輸入博覧会(輸入博、CIIE)は11月5日から10日まで上海市内で開催される。開幕まで100日を切った現在、各種準備作業は全体として順調に進んでいる。
第6回輸入博はこれまで通りに国家総合展、企業商業展、虹橋国際経済フォーラム、専門関連活動、人と文化の交流で構成される。多くの国がすでに、第6回輸入博に出展することを決めた。世界貿易機関(WTO)、国連工業開発機関(UNIDO)、国際貿易センター(ITC)なども出展する。
前回輸入博で1500平方メートルだった中国館の展示面積は、過去最大の2500平方メートルに拡大される。また、「自由貿易試験区建設10周年成果展」を行い、その改革開放の推進の模索と実践、さらに成果を全面的に展示する。
企業商業展では、現在までに契約された展示スペースが36万平方メートルを超え、所期の目標に達した。また、世界の重要企業の出展も顕著だ。世界トップ500社と業界トップ企業の出展数はすでに第5回輸入博を超えた。世界の十五大完成車ブランド、十大医療機器企業、十大産業向け電機企業、三大鉱業企業、四大会計事務所、三大宅配便、五大フォワーダー(貨物利用運送事業者)がそろって参加する。
輸入博は回を重ねるたびにエネルギー・低炭素および環境保護技術、人工知能(AI)、イノベーション・インキュベーションなどの、質の高い発展を実現するために必要な専門関連エリアが充実している。一方で、質の高い生活のための健康や高齢者関連、子育て関連の出展品もさらに充実してきた。
輸入博ではエネルギー発展サミットフォーラム、種苗業発展協力フォーラム、国際ウエルネス(上海)大会なども行われる。これらは、優秀な出展者が多いという輸入博の「財産」を生かした専門性の高い活動であり、関連業界の革新を後押しし、出展者や来場者の満足度を向上させている。
第6回虹橋国際経済フォーラムの主たるテーマは「世界の開放」と「国際公共財」の位置付けであり、加えて「投資中国年」サミット、「世界開放報告2023」の発表、国際シンポジウム、いくつかのサブフォーラムが開催される。サブフォーラムは「開放と発展」「開放と協力」「開放と革新」「開放と共有」の4分野を扱う。
上海税関は7月20日、第6回輸入博に向けた措置を発表した。輸入博に関連しての通関の利便化、市場への参入についてこれまでの19項目の支援政策を踏襲し、さらに「動植物の感染症が流行していない国や地域からの持ち込みの場合には、検疫を受けていない動植物製品や食品について、審査と許可を経た上で入国して輸入博に出展することを許可する」という新たな支援策を導入した。
税関はさらに、これまでと同様に相談窓口を設置し、関連する通関地には博覧会専用窓口および博覧会専用通路を設置することで、出展者と展示品の通関の利便性を向上させる。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News